2011年5月28日土曜日

裏庭のバラ

バラがきれいなこの季節。
とってもきれいなバラたちに
出会ってきました。

そこは植物園でもなく、
庭園でもなく、
切手の博物館。
『薔薇の切手 香りのイメージ』
世界中の薔薇の切手が
集まっています。


西洋の社会や文化では
殉教、慈悲、破壊からの復興、
ファシズムからの解放、
平和へのシンボルとして、
薔薇が使用されてきました。

有刺鉄線とバラ、格子とバラ。
当時の西ドイツやポーランド、
チェコスロバキアを象徴するものとして、
戦争の悲劇を訴えるバラの切手も
展示しています。

1949年発行された、バラを持つ女性。
これは広島平和記念都市建設の切手。
平和、協調、健全な社会を意味する切手も
数多くありました。

紋章やシンボル、お祝い事や愛の象徴として。
伝統的な民族衣装や髪飾りにも薔薇が、
静物画の中の薔薇が、
薔薇をモチーフにした切手1枚1枚から
様々なことが受け取れました。

薔薇が何百年経っても、多くの人々に
愛されるのは、その生命力の強さと、
薔薇が象徴するものが文化として
受け継がれているからなのでしょうね。

アンティークやビンテージにも
バラのモチーフが数多く使われているのにも
バラの持つ美しさだけでなく、
こういった意味も込められているのでしょう。


裏庭にも、バラモチーフの商品ございます。



上段左は1880年頃のフローレンスモザイクのブローチ
上段右は1950年代のイヤリング

下段左はフランスから届いたバラ柄ボタン
下段右は1910-20代ORIAのブローチ

他にも、バッグやワンピース、スカート
小物入れ、ポストカード、ハンカチ、アクセサリー
多数、揃えております。

奥野ビル105号 裏庭へ
アンティーク、ビンテージのバラたちが
お待ちしております。


裏庭
03-5250-8863







2011年5月23日月曜日

あたたかいもの

5月に咲く花の数は
一年で一番多いのだそう。
緑もとてもまぶしい。
たくさんの日差しを浴びる姿も
水をたっぷりともらう姿も
とっても気持ちが良さそう。

裏庭にも5月の花たち咲いてます。


バラ模様のワンピース



アンティークやビンテージ
それぞれのものから教わることは
たくさんあります。

現代では様々な技術が発達して
人間に役立つ実用的な道具がつくりだされ
それを必要とされている場所で活かされています。
そんな今だからこそ、
人の気持ちが簡素化になってしまうのでは。
そんなことも思ったりしてしまうのです。

本を電子機器で読む。
メールだけのやりとり。
無機質な文字から受けるものよりも
紙から、インクから


文字から伝わるもの。


機械での大量生産によるものよりも


きっと、ひと編みひと編み
気持ちを込めたんだって、
あたたかさ、温もりを感じるもの。


ひとつひとつに時間がかかっても
遠回りをしても、そこに感じられる
あたたかいものを大切にしていきたいものです。

『心でみなくちゃ、ものごとはよく見えない。
かんじんなことは、目に見えないんだよ。』
サン=テグジュペリ
「星の王子さま」の
キツネさんが言ってましたね。

アンティークから教わることは
まだまだあります。
よかったら、裏庭の
あたたかなものたちに会いに
いらしてみてください。

今週、24日(火)25日(水)は
都合により、お休みとさせて頂きます。

03-5250-8863
裏庭







2011年5月20日金曜日

世界からの応援



日本の反対
ブラジルから
日本を応援する

ミサンガ
頂きました

東北復興を願い
私もつけてもらいました



結び目のところに
日本とブラジルの国旗が
くるようになっています

リボンには
GANBARE  NIPPON!
ポルトガル語でメッセージ



ブラジルだけではありません



震災の日
タイにいた私
タイでお世話になった方から
頂きました
日本頑張れTシャツ


がんばれ
スースー
頑張れ!
がんばれ!


後ろ衿下には
魔除けのマークが

タイでは
この場所から
魔物が入ると言われてるそうです

世界からの応援
有り難いことです



今日から
西荻窪Le Midiさんでは
HIROKO MOBILE
二ノ宮裕子さんのキネティック・アート

5/29日まで展示中です

素敵なお店に飾られたモビール
御覧になれます

是非伺いたい

西荻窪
アンティーク・アート巡り
お薦めです


裏庭
来週24日火曜日
25日水曜日
都合によりお休み致します


03-5250-8863





2011年5月18日水曜日

奥野ビル5階

今週の奥野ビル


特に5階は
見応えがあります

508号室では
キクチさんとつつみさんの
『Nu-Lu Joint Production』


銀座フォレスト・ミニでは
関野 栄美さんの
『微睡みの部屋』



ガラスで作られた冷たい手足


透き通ったはかなげな手
エナメルで着色された爪の色


出来たて感のある
石膏が付いたままの手


515号室
沢村澄子さんの
『イロハ ニホヘト』
書家である沢村さんの
イロハうた


PLATFORMさんの白い空間に
墨の美しい色合いが浮かび上がります

濃淡 
墨のにじみ具合
余白の美しさ

必見です

502号室
Gallery Camelliaさんでは
堀木由紀さん
『1/f~星花七宝』


堀木さんの作品は明日19日木曜日まで
他は21日、22日まで展示されています
607号室
Salon de laさんでは
19日からヴィンテージなアメリカン雑貨
たくさん並びます
お買い得商品がたくさんです


この機会に
是非
奥野ビル探検へ



裏庭では
可愛いアンティークレース襟が入荷してます





裏庭に関するお問い合わせは
03-5250-8863
uraniwa2010@gmail.com

2011年5月17日火曜日

508号室



昨日から
奥野ビル508号室では

キクチメグミさん
×
つつみよしひこ氏

Nu-Lu Joint Production2011
展示始まりました


昨年に引き続き
今年も
お二人のコラボ作品が
楽しく展示されてます

キクチメグミさんの革とステッチ作品に
つつみ氏のドローイング


いろんな色の革の組み合わせ
その上から
まるで筆を走らせるかのように
ステッチが走ります


質感の違ういろんな革が
ステッチによりひとつの大きなキャンバスとなり


つつみ氏が白のアクリル絵の具で
表情を作り出します


いろんな色の革の上に
白が乗ることによって
不思議な色が生み出され


革の質によって生まれる
白のにじみ方や
弾き具合が
面白いのです




そして
更にその上から
キクチさんのステッチが走ります


1階のY'sARTSにても
作品展示中


508号室は22日
日曜日まで
展示中


今週は
キクチさんの素敵なバッグにも出会える
奥野ビルへ

03-5250-8863








素敵な出会いと別れ



日々生活していると
思わぬところで
素敵な出会いがあったり
悲しい別れがあったりするものです

先日
素敵な出会いがありました




お話を聞くと
素敵なお話が満載で
楽しい一時を過ごさせて頂きました

フランスのお友達とのお手紙のやり取りのお話
その方とハンカチを作っているお話



その中で
フランスでは
忘れてはいけない
大切なことがある時に
ハンカチの一角を結ぶというお話がありました



とても素敵なお話に
ドキドキしながら聞き入りました

私も外国にいる友人や家族と
手紙のやり取りをするのが好きです



頂いた手紙を
壁にペタペタ貼って
楽しみます



ハンカチも大好きなので
オリジナルハンカチを制作したいと
考えていたので
すごく魅力的でした



その方のお店が近くにあることもあり
妹と一緒に行こうかと話していると
その方がやってきたのです

なんだか
とても嬉しくなりました
そして
ご縁を感じたのです



その日
早速お店を訪れてみました

リボン刺繍で有名なその方の作品が
たくさん並んでいて
それは素敵でした

リボンや刺繍キット
本なども置いてあります

その中で
特に目を惹いたのが

素敵な出会いとは
その著者である小倉ゆき子さんでした

フランスのお友達とは
ファニー・ヴィオレさん

お二人のお手紙のやり取りがとても素敵なのです



早速
フランスの友人にメールしてみると
彼女はその本を持っているとのこと

なんだか嬉しくなりました

娘さんのお店
にも行ってきました



こちらの建物
大正建築らしいです



奥野ビルよりも古い建物
蔦が雨の雫で緑に輝き
美しく
神秘的でした



裏の方からずっと続く蔦
その生命力に感動



いつからこの蔦は生きているのでしょう

首都高を侵食してしまいそうな
その蔦
街を緑いっぱいにしてくれたら良いのに



素敵な出会いの反対に
悲しい別れもあります

新富町の蔦が
緑豊かに輝いている反面

奥野ビルでは

建設当初からあったという
木瓜と花海



毎年咲くのを楽しみに
ブログにも載せていましたが

旅立ってしまいました

その日 たまたま
植木屋さんに抜かれ奥野ビルを去るところを
目撃



衝撃
寂しい

わなわなしながら
植木の行き先を尋ねたら

老木の植木たち
奥野さんのお庭に移るそうです

寂しいけれど


奥野さんのお庭で根付ければ
幸せなことです

来年も
奥野さんのお庭で
素敵な花を咲かせてくれることを
ただ祈るばかりです


別れは突然やってきたりもして

先日
特別親交があるわけではないですが
実家に帰ると必ず立ち寄る
麺やさんのご主人の訃報を聞きました

訃報を聞く
ほんの1週間前
お店を訪れ
昔から私が行くと必ず
特別に烏龍茶を出してくれるご主人

また来ます
また来てね
体気を付けてくださいね

そんな会話をしたばかりでした
素敵な出会いがある反面

そんな
悲しい別れも
突然訪れるのだなぁと
毎日を大切に
大切にしなくてはいけないと
日々の出会い
大切にしないとと
実感しました







裏庭に関するお問い合わせは
03-5250-8863